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悪化する一方の関節の痛みにヒアルロン酸治療

友人がステロイドの副作用で股関節が壊死してしまい、壊死がひどくとても苦労しています。股関節の変形が激しい右足は人工股関節に置換したのですが、左足は、そのまま保存療法で耐えています。保存療法を維持している左足については、痛みが激しいときは痛み止めの服用、杖を使っての歩行ぐらいしか対応策がないとのことですが、時々、ヒアルロン酸を注射してもらっているということでヒアルロン酸治療について真剣リサーチ。

友人が言うには、ヒアルロン酸が効くときと全く効かないことがある…と嘆いていたのでヒアルロン酸とは?から調査開始。

  • ヒアルロン酸は、目、皮膚、リンパ液、関節などにもともと含まれている物質。
  • 「変形性膝関節症」「四十肩」「五十肩」「関節リウマチの膝」など、関節の痛みを抑える治療に使われる。

ヒアルロン酸の効能、効果(一般的な情報)はこちら
予想したとおり、美肌とか潤いとかそういった美容関係への効能、効果についての情報が多い。

友人が股関節の痛みにヒアルロン酸注射をしているといったので「うん?」と思った違和感はここにありました。実際、変形性性膝関節症をはじめとした関節炎に使われるのは定番の治療ということがわかりました。
友人の特発性大腿骨骨頭壊死の痛みに対してヒアルロン酸治療が有効である情報やサイトは発見できませんでした。

あらためて友人に聞くと、医師からは「気休め程度かもしれないけれどヒアルロン酸注射をやってみよう!」とすすめられたそうです。
まぁ股関節も関節には違いないので一定の効果はあるように素人ながらに感じました。

ヒアルロン酸はもともと体内にある物質

「ヒアルロン酸」とは、糖質が集まった多糖の一種になります。目や皮膚、リンパ液など、体のさまざまなところに含まれ、そのなかでも特に、関節に多く含まれます。

膝関節を例に、関節の仕組みから。膝関節は、太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(頸骨)をつなぐ部分です。骨の先端は軟骨で覆われ、骨同士がこすれ合わないようになっています。

膝関節全体は「関節包」で包まれていて、関節包の中は「関節液」という液体で満たされています。そして、この関節液に、ヒアルロン酸が豊富に含まれています。ヒアルロン酸は粘りけのある物質で、潤滑油のような役割を果たします。

歩いたり、膝を曲げたりしても、簡単に膝の軟骨や骨がすり減ったり、壊れたりすることがないのは、ヒアルロン酸を含む関節液が、関節の動きをスムーズにしているからなのです。日本では十数年前から、関節の痛みを和らげる治療に、このヒアルロン酸が使われています。体に含まれている物質なので、副作用が少ないのが特徴で、整形外科で広く行われています。

股関節も膝関節と同様に関節ですからヒアルロン酸治療は、一般的なのかもしれません。美容のイメージが強い「ヒアルロン酸」ですが整形外科でよく使われるということかれも壊死に使うのも一般的なのかもしれないと思いました。
ただ、ネット上にこういった情報が見つからなかったので内心「その医者大丈夫か?」と思ってしまったことからこのヒアルロン酸とは?のリサーチのきっかけになりました。

ヒアルロン酸の作用

ヒアルロン酸には、関節の動きを改善する作用があります。関節の動きが改善されると、炎症が治まり、痛みが抑えられます。また、ヒアルロン酸自体にも、炎症や痛みを抑える作用があります。従来の痛み止めの薬と異なるのは、「軟骨の破壊を防ぐ」という効果があることです。それによって、病気の進行を遅らせる効果が期待できます。

ヒアルロン酸による治療「患部へ直接注射して膝の痛み・炎症を抑える」

ヒアルロン酸による治療が行われる代表的な病気が、「変形性膝関節症」です。

関節液中のヒアルロン酸の濃度は、年齢とともに低下し、70歳代では10歳代に比べて半分近くにまで低下します。濃度が低下すると、関節液は粘りけを失い、水のようにサラサラになります。すると、潤滑油としての機能が失われて、骨同士がこすれ合い、軟骨が少しずつすり減っていきます。この軟骨の破片が剥がれ落ちて、開節包の内側にある薄い「滑膜」を刺激すると、炎症が起こり、痛みが生じます。
そこに、「肥満」や「O脚」「運動不足による筋力の低下」などの要因が加わると、軟骨の摩耗が進み、骨と骨の隙間が狭くなります。すると、骨同士がぶつかり、強い痛みが起こるのです。

ヒアルロン酸による治療の進め方

治療ではヒアルロン酸を注射して、関節液内のヒアルロン酸の濃度を高めます。しかし、ヒアルロン酸はもともと体内にある物質なので、やがて吸収されます。そのため、治療で痛みがどの程度軽減されるかを見ながら、治療が進められます。

一般的には、まず1週間に1回、5回連続してヒアルロン酸を注射します。痛みが治まればここで治療を終了しますが、痛みが続く場合はその後2~4週間おきに1回の割合で注射を続けます。多くの場合、治療開始から2~3週間後には炎症が治まってきて、痛みで歩くのも苦痛だった人が、積極的に外出できるようになることもあります。

ヒアルロン酸による治療「五十肩、新タイプの関節リウマチ」
五十肩の場合

一般に「五十肩」と呼ばれる「肩関節周囲炎」は、肩関節の炎症によって痛みが起こる病気です。この場合も、ヒアルロン酸を週1回の割合で数回肩関節に注射すると、多くの場合、炎症や痛みが抑えられます。着替えや高いところの物を取るなどの動作が楽になる人も少なくありません。

関節リウマチの場合

2000年に登場した、分子の大きな新しいヒアルロン酸製剤は、関節リウマチの膝にも効果があります。関節リウマチとは、滑膜に炎症が起きて、軟骨や骨が破壊される病気です。
治療の進め方は症状によって異なりますが、発症後早い時期まにヒアルロン酸を注射すると、滑膜の腫れや痛みを和らげ、炎症による関節の破壊を抑える効果が期待できます。
関節リウマチは、全身の関節に起こる可能性がありますが、現在は膝だけにしか使用が認められていません。ほかの関節についても効果があるという発表もあり、現在研究が進められています。

ヒアルロン酸治療の後の注意

注射の後は触らない

ヒアルロン酸による治療は、ほとんど副作用がありません。注射後に膝のほてりや腫れを感じる人もいますが、ほとんどは数時間後には治まります。ただし、注射後は針を刺した場所を触ってはいけません。細菌が侵入すると、骨まで感染が広がることがあります。
注射した当日は入浴やシャワーも控えます。

腰痛や肩こり、ひざ関節などの関節痛や神経痛には「トンデケア」、あき竹城さん、九重親方(元千代大海関)がCMキャラクター

mutter

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