ビタミンCは果物よりも野菜から

ビタミンCの主な効果を知りたくて調べているとおおよそビタミンCの5大効果にまとまることがわかりました。ビタミンCはストレス対策に欠かせない栄養素です。

なぜなら、ストレスから体を守る副腎皮質ホルモンの原料となるからです。そして必要とあらば、いつでも副腎皮質ホルモンを合成できるように、常に副腎に大量にストックされています。大人も子供も、現代人はあらゆるストレスにさらされているわけで、いくらでもビタミンCを腎臓にストックしておいてもこと足りないほどです。

人間や猿やモルモットを除くと、大部分の動物が体内でビタミンCを合成することができます。ちょっとかわいそうですが、ネズミをつねったり、板に縛りつけたり、逆さに吊したりしてストレスを与えると、ビタミンC の生合成量は必要に迫られて通常の10倍近くまで跳ね上がるという結果が出ています。

もう1つ、動物実験を紹介します。ビタミンCを生合成できないモルモットを使った実験ですが、ビタミンCの欠乏食で飼育しておいて、さらに1日14時間体を固定するストレスを与えたところ、ビタミンC の排泄量は37パーセントも減少しました。

次にストレスから解放してやると、ビタミンCの尿中の排泄量は徐々に元の状態に回復しました。これは、ストレスが増えれば増えるほどビタミンC が大切な副腎皮質ホルモンに回され、尿中に排泄されなくなるからです。

さて、ビタミンCというとレモンやイチゴなどの果物を思い出しがちですが、果物は糖質が多く、たくさんとると冷え性や肥満につながるものなので、その他の緑の濃い野菜、ジャガイモ、キャベツなどを大いに食べるようにするのがいいようです。

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