陽性食品・陰性食品・関性食品

現代栄養学では、食物を焼いて、ある一定量の水の温度を1度上昇させる時の熱量を一肋と規定しています。そのため、食べると体が温まる食物(陽性食品)、冷える食物(陰性食品)、温まりも冷えもしない食物(間性食品)などという概念はありません。

しかし、、漢方では、食物の持つ陽性や陰性を重視し、冷え性の人や冷えの病気(風邪、リウマチ、うつ病、下痢、アレルギーなど)には、陽性食品や間性食品を、暑がりの人や陽性の病気(高血圧、脳卒中、欧米型のガンなど)には、陰性食品と間性食品を食べて健康になるように指導します。

簡単に言えば、外観が赤、黒、橙の色、北方産、固い(水分が少ない)食物は陽性食品で、逆に、外観が青、白、緑の色をして、南方産、水分の多い食物が陰性食品です。問性食品は、両者の中間の食品で、黄〜うす茶色をしており、玄米、玄麦、ソバ、アウ、キビ、トウモロコシ、イモ頬など、人頬が主食にしてきた、万人の健康維持に必要な食物です。

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